沼尻平の風景
ヒツジ草咲く池塘
※ 尾瀬と私
20歳の頃、同級生3人と行ったのが始まりでした。当時は仙台に住んでいて、仙台から列車で田島町(現在は南会津町)まで行って、駅前の旅館に1泊して、翌朝、バスで駒止峠を通り、桧枝岐村に向かいました。
桧枝岐からは、会津駒ケ岳と中門岳に登り、七入りに下山して、七入り小屋に宿泊。当時、桧枝岐村には温泉がなかったみたいで、道路の両側には、茅葺屋根の家が立ち並んでいました。
小屋には電気もなくランプの宿でした。風呂もっドラム缶でした。
次の日は、七入りから沼山峠を登り、峠から尾瀬沼が見えたの時は、感動しました。大江湿原に下りて湿原の入り口から、湿原一帯に広がるニッコウキスゲの黄色い群生には驚きの声をあげました。
沼尻平からナデックボ経由で燧ヶ岳に登り、温泉小屋に下山して宿泊しました。翌日は自由行動で4人が自分の見たいところを見る、行きたいところに行くという自由行動でした。温泉小屋宿泊。
次の日は、尾瀬ケ原を横断して至仏山に登り、鳩待峠に下山して沼田に出て列車で上野経由で仙台に帰りました。上野駅では、若かりし頃の松島トモ子さんに出合い、とてもきれいな女性だと心ときめきました。
この山行によって、私は登山にのめりこみました。その後、尾瀬には30回ほど行ったでしょうか。また、日本100名山完全登頂を達成することにつながりました。
同行した同級生3人のうち2人がすでに亡くなりました。姿を現した燧ヶ岳を仰ぎ見て冥福を祈りました。